昨年12月頃からニュースになり、
現在も感染が拡大しているコロナウイルス。
そこで、コロナウイルスとはどういったものか
チェケが簡単にまとめてみました。
コロナウイルスの由来は?
エンベロープ(ウイルス粒子に見られる膜状の構造)
表面に存在する突起によって、
太陽のコロナの外観を持つことからこの名が付きました。
また、その突起が王冠に似ていることから、
ギリシャ語で王冠を表す「コロナ」にちなんで名付けられたとも言われています。
コロナウイルスについて
コロナウイルスとは、ヒトや動物の間で感染症を引き起こす病原体で
これまで6種類が知られてきました。
うち、4種類は咳や咽頭痛などの上気道症状しか
引き起こさないウイルスで、私たちが風邪と呼んでいる
病気の10〜15%程度はコロナウイルスによるものです。
あとの2種類は、深刻な呼吸器症候群(SARS、MERS)として
世界的に流行しました。
そして、今回中国で見つかった新型のコロナウイルスは
これらの6種類に当てはまらない新しい型と言われています。
SARSについて
SARSはコウモリからヒトへと感染して、
2002年11月から2003年7月の間に
8069人の感染(疑い例も含む)が報告され、
そのうち775人が死亡しています(致命率9.6%)。
ただし、死亡した人の多くが高齢者もしくは
基礎疾患を有する人で、子供は感染しても
軽症だったことが特徴です。
MERSについて
MERSは、ヒトコブラクダからヒトへ感染して
これまでに2494人の感染が報告され、
そのうち858人が死亡しています(致命率34.4%)。
ただし、調査によってサウジアラビア人の0.15%が
MERSに対する抗体を有していることが明らかになっています。
つまり、少なからぬ人がウイルスに感染しても軽症あるいは、
無症状で回復しており、重症化するのは
高齢者や基礎疾患を有する人であろうと考えられます。
コロナウイルスの感染原因
コロナウイルスは、ネズミやアマグマの野生動物が感染源と
言われたりしていますが、現時点では
まだはっきりと動物の種類は特定できていません。
わかっていることは、
ヒトからヒトへの感染が起きていること。
感染している人の咳から生じる「しぶき」を吸入したり、
ウイルスが含まれる喀痰や唾液などに触れた手で口や鼻、
目を触ったことで感染が起きているものと考えられます。
また、コロナウイルスに対する特効薬はありません。
いわゆる対症療法といって、
解熱剤などで症状を緩和し、必要に応じて呼吸や循環を支える治療を
行いながら、自らの免疫による回復を待つことになります。
まとめ
コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染で起きているため、
基本的な手洗いうがいや、マスク着用などで対策をしていきたいですね。
1日でも早く、原因がしっかりと解明されることを願っています。
外出する際などは、皆様くれぐれもお気を付け下さい。
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